nRF9160_Thingy91nRF9160_Thingy91
0
(0)

商品説明

https://www.nordicsemi.com/Software-and-Tools/Prototyping-platforms/Nordic-Thingy-91/GetStarted

早速ですが、nRF9160 技適警察の呪縛を解きたいと思います。

テュフ ラインランド(TELEC 技適認証機関)のによる認定等証書
https://www.nordicsemi.com/-/media/Cellular-IoT/nRF9160certifications/nRF9160_Japan_Telec_59965.pdf

購入した Thingy:91 は対象なのか?

技適について詳しくない方が圧倒的に多い日本です。総務省 技適 FAQ をご覧ください。
https://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/equ/tech/faq/

免許手続の簡素合理化及び免許申請者の負担を軽減する観点 から技適があります。私は今ほど簡素合理化される前の MKK へ、超小型衛星地球局設備 VAST(ブイサット) の IDU + ODU を持ち込んだことがありますが、あの時代(平成2年~3年)の技適取得はめちゃ大変でした。そうでなくても、HUB 局(衛星都心局)は普通に落成検査で係官立ち入り検査がありました。無線従事者選任届(名簿)に私の氏名が記載されており、適切に較正されたスペアナと出力計を用い予備免許申請通りの受検経験があります。

現物を。SEGGER (セガー)は手持ち機器。

IMEI (イメイ)が nRF9160 シールドにレーザー刻印されず基盤上部にシール貼付。

グローバルSIM付属

iBasis (アイベイシス)の SIM です。今年 (2019年)2月に Nordic と iBasis がセルラーIoT モジュールにおいてパートナー締結を果たしたプレスリリースを覚えていらっしゃいますか?(´・ω・`)知らんがなと仰る方はこちらのリンク先をご覧ください。 →  https://ibasis.com/nordic-and-ibasis-partner-on-global-connectivity-for-cellular-iot-module/

globally-usable iBASIS eSIM with 10 MB of free initial data into all its nRF9160 Development Kits とあるので、一瞬で消えてしまいそうな 10 MB ですが、LPWA は低速回線なので 10 MB もあれば基本動作を確認するのに十分です。特に、パケットのオーバーヘッドをいかに減らすのか、初期状態はどうかなど PoC (ポック言うな)では月間 2MB を目安に工夫しています。

余談:PoC ノットイコール フィージビリティ・スタディ です。PoC は PoC で、マーケットイン含めたテストマーケティングはフィージビリティ・スタディです。事業収益をどこに重きを持つのかを予め計画したうえで、PoC フェーズへ進む方法も多く採られています。PoC エンジニアという方がおられれば、釈迦に説法ですね。失礼いたしました。

技適の次にくるキャリアIOT(接続性検証)完了は?

すみません、追って確認します。(いや、情報は日々参照していますが)

iBasis なら Docomo ローミングなので・・・。

LPWA (LTE-M) とBLE通信の切り替え方法は?

良い質問ですね。UART から AT コマンド?条件閾値によるマイコンからの割り込み制御?いいえ、物理スイッチです。赤枠で囲みました。左側が nRF91 (LTE-M) 、右側が nTF52 (BLE5) です。開発用リファレンスな緩い環境センサー付き GPS トラッカーと割り切ればいいでしょう。

開発を始める完全なユーザガイドはあるの?

はい、ありますとも。
https://infocenter.nordicsemi.com/topic/ug_thingy91/UG/thingy91/getting_started/getting_started_intro.html

iBasis SIM をアクティベーションしましょう。

nRF Cloud (開発者用クラウド)からアクティベーションへ進めます。
https://nrfcloud.com/

GPS トラッカーとして有効になれば、LED は緑色点滅します。

ところで、空中線(アンテナ) の付属ってあるの?

NFC アンテナは付属していますが、NB-IoT や LTE-M のアンテナって RF を触る方なら SMA 接栓に対応したものをお持ちでは?(ベクトルアナライザーでインピーダンスマッチングが取れている周波数を確認している前提のもの。SWR が高いと、LPWA では勿体ないダミーロードに早変わり)

また、ローミング収容されるエリア情報はキャリアの LPWA サービスエリアマップでご確認ください。ここでは、Docomo ですが。ご不安なら、RF SW を nRF52 側 (BLE5) へ倒して BLE で動作確認 をどうぞ。

ローミングで 20 MB 使い切った方は、お替りをどうぞw

パケットカウンタは nRF Cloud (開発者用クラウド) にあります。↓

今回はここまで。

ご覧いただき有難うございました。

以上

How useful was this post?

Click on a star to rate it!

Average rating 0 / 5. Vote count: 0

No votes so far! Be the first to rate this post.

投稿者 斉藤之雄 (Yukio Saito)

Global Information and Communication Technology OTAKU / Sports volunteer / Social Services / Master of Technology in Innovation for Design and Engineering, AIIT / BA, Social Welfare, NFU / twitter@yukio_saitoh