【見学】藤本壮介の建築

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現在、六本木の森美術館で開催中の建築展。
写真撮影可能なもののみ一部を皆さんへご紹介します。藤本壮介さんは著名な建築家に師事したのではなく、彼のご実家が精神科病院で、国内外へのモダン建築の視察旅行を通じて彼なりの建築哲学で再考察したコンセプトノートも多数公開された展示会でした。分断ではなく Unite で多くの専門職が携わり建築され、利用者にとってハコとモノが融合する空間。

壮大かつ独創的な建築で世界を魅了し、日本を代表する建築家の一人です。自然との調和を重視した彼は、既存の概念を打ち破る作品を数多く手掛けてきました。私にとって印象的なのは、障がい児短期治療施設における、子どもたちの自立を促す優しい「隠れることができる」空間設計です。

大阪関西万博の「大屋根リング」のモックも設置され、木材を多用することで環境と共生する未来の建築を提示し驚かせました。現地でも興奮しましたが、展示会場にもあります。これは、建築の最先端が環境負荷の低い木造建築へと回帰している潮流を象徴しています。
常に新しい建築の可能性を追求し驚きと感動から建築工学を志す仲間が増えるのではないかと期待いたします。

大屋根リングについて単純に建築費用(解体まで見込んだ安全な現代軸受け工法)が350億円したから無駄だと仰る一部の左傾思想もいますが、民族分断ではなく Unite へ向かうことができる万博ならではの強烈な木造構造物であると私は理解しています。

普段の ICT プロジェクトにも通ずるフェーズごとのプロセスだけを仕事するのではなく、次工程はお客様。そして全体を俯瞰して作り上げ愛されるプロダクトアウトへ。同世代の建築家で今後の活躍が人生の楽しみとなっています。

森美術館は会員のため、再訪しようと思います。

以上、ご覧いただきありがとうございました。

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Global Information and Communication Technology OTAKU / Sports volunteer / Social Services / Master of Technology in Innovation for Design and Engineering, AIIT / BA, Social Welfare, NFU / twitter@yukio_saitoh