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[IT] クラウドかオンプレミスか(コラム)

[IT] クラウドかオンプレミスか(コラム)

オンプレミス (On-Premise : 自社保有型スタイル)で培ったノウハウや実績をアーキテクチャが同じクラウドがあればそちらにも展開していき、しばらくは並行期間というよりも要素ごとにクラウド移行していくことで高い利便性と稼働性(可用性)のメリットを得られるのがクラウド利用と考えます。まったくオンプレミス・ノウハウを持たない企業はないと思いますが、ずっと 他社が提供するASPサービスをユーザ企業として使っていた場合にはあまり関係がなさそうです。むしろサービス品質が低い(遅レスポンス)な ASPサービスを提供している会社へ、クラウド対応設計にしないのか?と問い合わせるのがベターではないでしょうか。

クラウドについて誤解されている面も多いため、これまで通りオンプレミスを継続しても何ら問題はなく「流行話題性だけで(クラウド)を使いたい」という企業はクラウドで失敗するでしょうね。

クラウド型サービスと拡大解釈しているグリッド、CDNサービスがありますが、これらはアマゾンなどの海外事業者を除いては、アーキテクチャが制限されることも多いので結局はクラウドビジネスを展開している業者の商流設計ミスに繋がりかねません。すでに国内大手クラウド提供事業者の商流が出鱈目になりつつところもあります。オンプレミスからクラウドを推奨しているところがその懸念がありそうです。

今後望まれるクラウド体系としては対応するフレームワークの拡充と妥当性のある料金設定、必要以上の協業を減らし不透明な管理費の削減でしょうか。

ただ現在わかってることは、クラウドが突出した素晴らしいコンピュータビジネスではないことです。また多くの上流設計経験を持つ営業あるいはマーケティングスタッフの育成が必要であることでしょうか。これまでのようなパズルピースを紐解くRFPをもとに外注ありきクラウドリリースしていてはIT業界の進化は低く魅力薄になりそうです。

クラウドが登場した2年前の話題を原点に返る意味合いで
再議論してはどうかな?

以上

斉藤之雄 (Yukio Saito): Global Information and Communication Technology OTAKU / Sports volunteer / Social Services / Master of Technology in Innovation for Design and Engineering, AIIT / BA, Social Welfare, NFU / twitter@yukio_saitoh

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