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2021年4月からパブリッククラウド(パブクラ)資格取得に勤しんでいます。

期限失効 (EXPIRED) を除くと、Credly 登録では次の通り 23 個です。(Microsoft 20 個+AWS 3個)
YUKIO SAITO – Badges – Credly

なぜ 2021年4月からなのか。

勤務先では Microsoft 認定試験の一部科目が無償受験できること。そして当時は社内クラウドコミュニティでは Microsoft 協力のもと re:Skilling イベント Cloud Skills Challenge が期間限定で開催されていました。これは、MSLearn を使用したチーム対抗ポイントコンテスト。チームメンバーが多いほど平均獲得ポイントが下がるものの、メンバーの向学意欲を焚きつけつつ学習ができる素敵な機会がありました。

そこで、ついつい本気で学習に取り組むことでチームは全国一位、個人スコアでも全国一位を飾ることができました。同じ時期に慶應通信(法学部)に編入したこともあり正直ベースで暇は無いのですが、Microsoft Ignite 等で入手した認定試験の無償バウチャーを活用したかったことと、当時パブクラ案件といえば AWS メインで Azure に明るい方が社内に少なく何となく【Azure テクノロジの第一人者となれるチャンスではないだろうか?】と考えたことが起因でした。また、社内コミュニティでのお誘いを受け、Microsoft Well-Architected Framework (ウェルアーキ)研修の受講機会もあり、日ごろ CAF (Cloud Adoption Framework)をもとにプリセールス活動しているので Azure に限らずクラウドビジネスは DX 時代のビジネスプラットフォームであると確信を深めました。

甘めとしたのはオンライン認定資格も含めました。

AWS Partner 向け Business と Technical (AWS on SAP) の2つをパブクラ資格と見做しています。
何度でも受験できますが、受験までの学習は手抜きができない構成でそれぞれ少なくても 6時間は必要です。
大晦日までのテストセンター受験予約はもうできませんが、OCI ファンダメンタルズなどの基礎科目はオンライン認定試験もあるので認定資格数が増えるかもです。

Microsoft 認定プロファイルが複数あったことも。

Microsoft 認定プログラムは職場のメールアドレスと個人プロファイル(個人 Microsoft アカウント)と紐づけて受験するので通常であれば認定プロファイルは単一ですが、私は事情があり複数ありました。複数保有していることは弊害しかなく困ったことが発生していました。(このブログを書いている午前中に解決)

Microsoft トレーニングのサポートを利用してほぼ即日で解決しました。K田様、有難うございました。

※記事確認:
認定プロファイルのマージと名前変更をしたい – トレーニング、認定、プログラム サポート (microsoft.com)

認定プロファイル マージで Credly 取得順が入れ替わりました。
具体的には 21/12/27 以降に取得した資格順+プロファイルB+プロファイルA です。

AZ400 の次に PL900 を取得したように見えるのは、この並び順が適用されたからです。

Microsoft 認定プログラム取得歴を書きます。
(このブログ右サイドにも固定表示しています)

20. DA100 (Dec/2021)★★
19. Azure DevOps Engineer Expert (Dec/2021) ★★★
18. AZ-400 (Dec/2021)★★★
17. AZ-600 (Dec/2021)★★
16. PL-200 (Oct/2021)★★
15. AZ-140 (Oct/2021)★★
14. SC-300 (Oct/2021)★★
13. AZ-104 (Sep/2021)★★
12. Azure Solutions Architect Expert (Sep/2021) ★★★
11. AZ-304 (Sep/2021) ★★★
10. MB-920 (Sep/2021) ★
9. AZ-303 (Aug/2021) ★★★
8. MS-900 (Aug/2021) ★
7. SC-900 (Jul/2021) ★
6. PL-900 (Jul/2021) ★
5. AI-102 (Jul/2021) ★★
4. DP-900 (Jun/2021) ★
3. MB-901 (Jun/2021) ★
2. AI-900 (May/2021) ★
1. AZ-900 (Apr/2021) ★

Expert は通常において自動認定されますが、前述の認定プロファイルが複数ありそれぞれに跨る場合は自動認定されません。Expert 認定を除くと Microsoft 試験合格数は 18 種です。

AWS SAA-C02 と MCP AZ104 どちらが難しいか?

これは頻繁に受験相談を受けるテーマです。私の主観ですが、AZ104 のほうが難しかったですね。
理由は単純で四半期に一度の頻度で試験シラバスが大幅改定されてしまうことに理由が挙げられます。
AWS SAA-C02 は一回で合格できました。AZ104 は 3度目の受験で合格したことからも、そのような考えとなりました。お答えになっていますでしょうか。

パブクラを仕事にしていないが合格できるか?

はい、できると思います。仕事をしている方で有利なのはプリセールスとして案件創出~要件定義(要件分析)~基本設計(いわゆるパラメタシートの作成)をについて責任を持っている環境にある方であると思いますが、お客様の要件に傾くため必ずしもではありません。

パブクラを仕事にしていなくても、インターネットに接続できる環境とパソコンがあれば MSLearn コンテンツを学習教材として素直な気持ちで頭にインプットし、評価アカウント(無償期間が過ぎたあとは自腹負担)で Azure や開発環境に触れられれば何方でも合格できるでしょう。

今後の展望

資格が仕事をするのではありません。また国試のように業務独占資格や名称独占資格ではありませんので、未合格者(未受験者を含む)が【私は Azure Solutions Architect Expert だ】と名乗っても罰則を受けることはないです。しかし、ICT 業界では Credly などの資格証明公開サイトを使うのが一般的です。また、Expert は身分ではありません。

開発現場で生産性を高める活動していた方であれば、何方でも DevOps Engineer Expert になれます。開発スキルよりもメンバーが活動しやすくなる各種ツール整備と高品質な環境構築の考え方。私が若いころは実装テクニックばかり追い求めてきましたが、21年前にシリコンバレー業務出張で目の当たりにしたのは「メンバーの活動ケア」が当然の開発現場/組織。そして AIIT で学んだ Agile 手法は「生産性の効率」。そのどちらの考え方は DevOps, SysOps に通用し今なおスキル認定に役立っていますし、実案件でも高い成果貢献額を示しています。ちなみに現在はプリセールス。アプリ開発の現場から離れて久しいですが、自分なりのキャリアパスを楽しめる環境に感謝です。

ベテランであればあるほど、常に知識スキルの更新は必要。高齢を迎えても学習習慣は必要。
そして何より大切であると考えるには「DX時代のディジタル技術者育成(若手はもとより高齢者も)」です。特に若手に対する教育環境の整備は言うまでもありませんが、高齢者(障がい者含む)の就業機会を提供するのも現役世代の役割です。自分達の仕事が無くなるからと抵抗するのではなく、職業教育機会の提供を通じ共に社会で活躍できる環境を醸成することが求められていると考えます。

暇ができたら勉強するよと仰る方へ

時間管理は自己管理です。暇ができた頃には手遅れでしょう。
これは【お金が無いからなにも出来ない】という愚かな考え方と同質のものであると私は考えます。
このブログをご覧になったのであれば、勉強したいテーマをノートに書きだしてみましょう。
そこからです。そこから、勉強の一歩を踏み出せるでしょう。そして職場や地域社会やインターネットで怪しくない学習仲間を見つけて「お金をかけることなく学習機会が増えると良い」ではないでしょうか。

新春へ向けて

この8ヵ月間で不合格になった試験科目は少しではありません。そこそこあります。
まずは最新の試験シラバスをもとに受験(学習含む)計画の着手です。

以上、ご覧いただき有難うございました。

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投稿者 斉藤之雄 (Yukio Saito)

Global Information and Communication Technology OTAKU / Sports volunteer / Social Services / Master of Technology in Innovation for Design and Engineering, AIIT / BA, Social Welfare, NFU / twitter@yukio_saitoh