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IBM スキルバッジの更新プログラムが今年発表され、昨年取得済みバッジの大半は 2023年7月1日までが大半となりました。とは言っても Microsoft 同様に有効期限までにオンラインで何度も受験できます。

関連記事:[ICT] IBM スキル認定バッジ(バッジ制度) が有効期限制へ移行 │ FXFROG

まず、ご自身の更新対象バッジを BP Learn ポータルで確認しましょう。
フィルタ:バッジ「全種類」、バッジ状態「60日以内に失効」

例(60日以内に失効するバッジ)

補足、Expire date が2024年を指しているのは更新済みです。(本記事の作成日 2023年5月7日)

これだけ見ると「なんだ、4個か」と思うでしょう?
しかし違うのです。この4個は数多く保有するバッジの更新未学習が表示されただけです。

本当に更新が必要なバッジ(フィルター漏れ)

これは更新学習中のバッジが該当します。私の例で80個以上あり、2023年ゴールデンウィーク中から着手しています。

計画立てた更新活動が必要

未取得分も含めてカテゴリごとに学習と合格しなければならないと意志を固くします。

例:Cloud Pak for Business Automation Sales Foundation V2 の場合

取得日:2022年5月30日
期限日:2023年7月1日


再認定に必要な科目(リスト提示)を表示すると 4コースがあります。
これはバッジの知識範囲に大幅な「機能と役割」が更新された内容の可視化を示しています。

逆説的にこれから「Cloud Pak for Business Automation Sales Foundation V2」を新規取得する方は科目が増えたのではなく【基本知識(新旧変わらず)+最新の知識セット=6コース】必要となります。
旧合格者は基本知識のみ免除されていることになります。

更新対象が分かったのでシラバスを確認しましょう

明確にシラバスという文言は使用していませんが、バッジ名をクリックすると次のような紹介があります。

この例で意識するのは【Up to 25 hours】です。つまり 25 時間は学習時間に必要です。
クイズ形式の受験時間は概ね1時間ですから。トータル26時間。そのうち基本知識2コースは免除されていますから、単純計算(25×2/3+1) ≒17時間40分必要です。
1日あたり4時間の学習時間を捻出するとして5日程度を見込む計算となります。

ただし、日ごろからプリセールス活動や継続学習を通じて CP4BA 知識更新を行っている方はこの限りではありません。動画は2倍速再生や資料速読等で半分程度の時間圧縮はできると思います。(速読は個人差があるため一般的な倍速としました)

普段から継続学習に取り組んでいる方なら長くて3日程度の更新期間が必要。

再学習道具の確認

私の場合は Microsoft OneNote にノートテイクを行っているので検索表示します。

資格取得日:2022年5月30日でしたから学習は4日間要したことも確認できました。

補足:OneNote を使った学習方法について
→ [ICT] IBM Cloud 認定オンラインバッジ(無償)取得方法 │ FXFROG をご参照ください。
下記抜粋です。

英語教材の日本語化対応 方法

今さらな感じですが先日勤務先ブログにも公開いたしました。ブラウザの日本語翻訳機能は皆さんご存じの方も多いですが、Google Docs を使ったディクテーション+翻訳支援をご存じではない方が少なくないと知り公開しました。

学習コンテンツの英語→日本語化テクニック – TD シネックスブログ (synnex.co.jp)

もちろん、Microsoft Azure コグニティブ サービス 翻訳 API、Google 翻訳 API を使いご自身の好きな環境から Rest 呼び出しで組み込んで使うのも良いです。ここぞとばかりに実益を兼ねた緩い API 消費する実例練習もおススメです(API 使う程度ならプログラマである必要は無い。システムエンジニアの範疇であると自称ベテラン SE の私はそのように考えます。異論は棄却します。)
Microsoft Azure Cognitive Services Translator とは – Azure Cognitive Services | Microsoft Learn 
Cloud Translation API  |  Google Cloud

計画、準備ができたところで次は行動を起こすだけ

万一失効してしまっても、共通基礎知識から「取り組みなおし」すれば良いと思います。
余計に時間がかかると思われる方へ、「基礎から再学習できる機会」となったと前向きに捉えてみてはいかがでしょうか。

そして今後は「無料だから学び放題」ではなく「自分の業務に必要/今後のキャリアパスに必要」など中長期的なキャリアビジョンのもと計画性を持った学び(リスキリング含む)へ換えていければ良いのではないかと存じます。(自分にも言い聞かせ)

以上、ご覧いただきありがとうございました。

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投稿者 斉藤之雄 (Yukio Saito)

Global Information and Communication Technology OTAKU / Sports volunteer / Social Services / Master of Technology in Innovation for Design and Engineering, AIIT / BA, Social Welfare, NFU / twitter@yukio_saitoh